お仕事としてのキャラクターイラスト制作を考えてみる【ラフ編】

2017.1.19 - Thu
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どーも。
デザイナーをしておりますこんちゃんことこんどーです。

私は日頃お仕事や趣味含めいろいろなイラストを制作してますが今でもラフ制作というのはもう迷ってばかりです。。

あ-しよう、こーしようとしているうちにただ時間だけが過ぎていたり…
もっと良くなるんじゃないかと考えているうちに筆が止まっていたり…
特にお仕事の場合はお客さんは何を求めているのか、提出してからイメージと全然違うと言われたらどうしようなど…

本当いつになっても一番最初のラフというのは悩ましいものですよね。
ここはベテランの人でも初心者の人でも同じ悩みをお持ちではないでしょうか。

ということで今回はその「ラフ」について、これから絵で飯を食っていきたい!将来はイラストレーターになるんだ!、いや俺がガンダムだ!という方に向けて、
できるだけ初めてのお仕事で失敗しないように、僕の数少ない引き出しの中から役立つ豆知識をあれこれ選んでお伝えしていきたいと思います。

実務イラストの制作工程

基本的にゲーム等のキャラクターまたはカードイラスト制作の場合、
下記の3工程で制作を進めるケースが多いです。

①工程画像

勿論、各工程毎にクライアントのチェックが入り、OKサインが出ない限りは先に進めません。
よって、各工程でしっかりスケジュールを立てて、最終的な納期に確実に間に合うように
進行していく必要があります。

また、②の工程については、制作方法によって異なります。
線画を入れる方法をとっている方は線画工程となりますが、線画を入れずに
塗り進めていく方法をとっている方は着色の途中経過を提出する形になります。

ここは事前にクライアントとしっかり制作方法について情報共有をして、
制作時に認識の相違のないようにしておきましょう。

お仕事としての「ラフ」とは

みなさんが絵を描く時に必ずといって良いほど最初に行う作業がラフ制作だと思います。

最初のラフによって完成がどうなっていくかが大きく左右されるため、最も重要な作業の
一つでもあり、そのキャラのポーズや特徴、テイストなどの全体のイメージを固めるための
ものでもあります。

実務の場合でもその認識に大きな違いはありません。

それではここで例として下の1枚のラフを見てましょう。

③悪いラフ例

これはファンタジー案件の女性剣士のラフですね。
一見何も問題のなさそうなラフに見えますが、ここで改めて注意しておくべきことは、
今回は趣味ではなくお仕事でのラフ制作ということです。

そのため、当たり前ですがこの案件の制作ではここが初稿になります。

更にいえば、

クライアントに自分の思うイメージや意図をしっかりと伝えられる部分は
ここしかない

ということにもなります。

面接でいう第一印象の部分ですね。
ここで上手く自分の思う意図やキャラのイメージを伝えられるかどうかが肝になります。

そういった目線で今回のラフを見た場合、どのような部分が問題点となるのでしょうか。
細かく見ていってみましょう。

②ラフの修正点

このように一見綺麗に見えるラフでも、見方を少し変えるだけで
こんなにも改善できる点がでてきます。

みなさんもお仕事でラフ制作をする際は、このような部分も
必ず提出前に一度しっかり確認するようにしましょう。

イラストもコミュニケーション同様、相手の気持ちを考えることが非常に重要です。
少しでも伝えそびれてしまったことがあると、そこで誤解やすれ違いが生じてしまいます。

コツとしては、

初めて見る側の気持ちになって考えること

これを常に意識しておくことです。

それでは上記の問題点を踏まえて、ラフをもう少し見やすく修正してみましょう。

③良いラフ例

もうここまで仕上げると、パッと見だけでもカラーイメージや鎧の細部、
エフェクトまでもがわかりやすくなり、完成時のイメージが
より掴みやすくなりますね。

改めて初めのラフと比較してみましょう。

④ラフ比較

だいぶ印象が違いますね。
特にエフェクトが入ったことで右手の意図もわかりやすくなりました。

また、描き込み具合にも仕事の丁寧さが感じられ、クライアント側としても
印象が非常に良いと思います。

ただ、注意点として、案件によっては「大ラフ」の工程がある場合もあるので、
制作する案件によって描き込み具合は自分でしっかり判断しましょう。

線についても、線画のような1本線にまで整えてしまうと修正にも時間がかかり、
線画工程の意味もなくなってしまうため、あまり良い印象は受けません。
ここはひたすら数をこなすことで少しずつ慣れていき、自分の中でちょうど良いと思うラフ線の基準を作っていきましょう。
それができると、今後の制作がとてもやりやすくなります。

それでは次回はラフの次の工程の「線画工程」について、今回のようにお仕事として制作する場合の注意点や豆知識を交えてお伝えしたいと思います。

次回を待て!

コンちゃん
Lead Artist
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